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  • 執筆者の写真Kiyo Taniguchi

『お坊さんと過ごす 午後のスイーツと感話の時間』、始動


初めまして。ごちゃクラブ会員の飯塚と申します。

この度、私が主催する共創ラボの企画がスタートしました。

こちらはその、第1回目のレポートです。




神谷町、東京タワーのふもとに、光明寺というお寺があります。

都心において緑豊かなこの場所で、「神谷町オープンテラス」というお寺カフェをきりもりされているのが、僧侶の木原祐健さんです。

そんな木原さんと共に、これから“12カ月の企み“をしていこうじゃないかと、『お坊さんと過ごす 午後のスイーツと感話の時間』は始まりました。


月1回、基本的には第1火曜日に、木原さんの著書「神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12カ月」に掲載されたレシピを基本に、移ろう季節にぴったりのスイーツを、参加されたみなさんと作り、感話という、日常生活で感じたことを、仏教の教えに照らし合わせて語るお話を聞き、対話するという趣旨のイベントです。



去る2022年7月5日(火)

予報では台風の迫る中、噓のように晴れた空のもと『午後のスイーツと感話の時間』は幕を開けました。

記念すべき第1回目のテーマは「水羊羹と“習慣”のお話編」。

先着5名程の小規模開催で参加者を募ったところ、今回は4名の方にお集まりいただきました。

チェックインを兼ねて、木原さんと私を含めた全員でぐるりと自己紹介をしたのち、早速第1部の水羊羹作りを開始します。


基本的には木原さんに作っていただく様子を見学するのですが、ちょっとしたお手伝いもさせてもらえました。

お水、寒天、砂糖、あんこを順番に火にかけながら混ぜ混ぜしていきます…。

(写真は最終段階のあんこを入れて混ぜているところ。)


火を付けている間は鍋底が焦げ付かないように常に混ぜます。

みんなで順番に混ぜていきながら、レシピだけではカバーしきれない細かい感覚を、実際に手応えを感じることで学べる楽しさを味わえました。

材料も工程もシンプルな分、ちょっとした加減で出来上がりの質が変わるのも面白いところです。


水羊羹を冷やし固める間は、第2部の感話の時間です。

「習慣」というテーマから、規律の話、それぞれの暮らしや他者との向き合い方、自分との付き合い方など様々な角度からの対話に発展していきました。

みなさん和気あいあいと話されていて、普段の生活圏では知り合えなかったであろう方たちとの会話を存分に楽しまれているようでした。

雑談や脱線も多々ありの、笑いの絶えない時間を過ごせました。






会話が盛り上がると時間はあっという間に過ぎていきます。

水羊羹もあっという間に出来上がり、お待ちかねのお茶の時間。

今回水羊羹に合わせるのは、韃靼そば茶です。

箸休めに自家製の茄子の柴漬け、光明寺のお庭に生った梅を使った梅甘露煮も付けました。


プレーンの水羊羹と、塩水羊羹の2種類を食べ比べ。

自分の好きな加減を見つけていくのも手作りの醍醐味です。

(わたしはコクとキレを感じる塩多め水羊羹が好みでした!)


お茶の時間も会話に花が咲きます。

時間いっぱいお話して、最後にまたぐるりと今日の感想をいただきました。

楽しんでいただけたようで、みなさん満足そうにされていて、とってもほっとしました。


わたし個人の話をしますと、初めての自主企画で、木原さんや、叔母であり共創ラボ代表の谷口起代のサポートを受けながら、手探りで準備してきて、緊張とわくわくで震えながら挑んだ第1回だったのですが、すぐに打ち解け、終始いい雰囲気でこの日いられたのは、ひとえに参加されたみなさんのおかげです。


みなさんが日常から少し離れた場所で出会い、木原さんの作るスイーツや感話によって対話が生まれ、ほっと一息つける居場所がまたひとつ増えたような体験になったのかな、と、そうだったらいいなあと思います。

そして、願わくば月1の新たな習慣に『午後のスイーツと感話の時間』が根付いてくれたら、とても嬉しいです。


8月開催は2日(火)です。

今度はわらび餅を作る予感…!

年間を通した企画なので、少しづつ輪が広がって、毎月5名の小さな規模ではありますが、繋がりたいときに繋がり、馴染んでいくような緩やかなコミュニティになっていくと面白いなと思います。

木原さんのやさしい語り口と丁寧に作られたスイーツの甘い匂いに誘われて、これからどんな方々がやって来るのか楽しみです。ぜひ、どなたでもくつろぎにいらしてください。


始まったばかりの『午後のスイーツと感話の時間』。

今後ともどうぞご贔屓に!!







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