March 27, 2018  @ ise-city, Mie-ken

ていねいに とじる旅 最終章 その1

〜鹿児島県伊佐市大口にある義父母の家編〜

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朝、フェイスブックを開けると見慣れた写真が目に飛び込んできた。
ほんの数日前にお別れしてきた、鹿児島県伊佐市大口にある、旦那の実家の写真。

フェイスブックが時たましでかす、過去の思い出、振り返ってみようの投稿。

​4年前の今日に投稿したもの。

さすがにスルーすることはできず。
読み進めると、いろんな思いが湧きあがってくる。

「フェイスブックが面白いことしてくれたよ、これ、読んでみて」と旦那に見せると、

しばし画面を見つめた後、「ほんとにこの通りになったね」と一言。

 

気のせいかもしれないけどちょっと目の周りが赤くなってくるような気がして、こちらまで目頭が熱くなる。

4年前にこんなこと書いてたなんてすっかり忘れていた。
 

確か、この時、もし、このお家とおさらばすることになるなら、それまでの間はせめて丁寧に使ってあげたいということを、初めて公に(他者に向かって)言葉にしたんだった。

ある種の願掛けのような気持ちで。
フェイスブックに書いちゃうことで、ほんとにそうしてやるんだということを自分に課すようなつもりで。

 

 

 

おかげさまで、この思いに共感してくれる人たちに出会って、

特に去年からの1年間は、思いに共感してくれた仲間がこの場を使った企画をたててくれて、

そのことがあたかも息を吹き込んでくれたかのように次々と不思議なご縁につながって。。。

 

 

ぜひともこの家をこのまま使いたい、

いずれ、親も引き取ってここでくらすつもりです、

子供が女の子だったらピアノを習わせたいからピアノもそのまま置いていってください、

というふうに、

このお家をほんとに気に入ってくれた地元の若いカップルに、このお家を引き渡すことになりました。

 

25日の朝、新しい家主に玄関先で鍵を直にお渡ししてお家とさよならし、

今、松戸へもどる道中、伊勢で一泊しています。

 

そういえば、
大口のお家と最後のお別れの時、お家に深く一礼している私たちの姿を、

若いカップルはなんというかな、暖かーいまなざしでじっと見つめてくれいて、

私たちの車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれていた。

 

その後、一緒にとった写真のやりとりのために交わしたメールでも、

ぜひ、大口に来る際は連絡ください、

リノベーション(壁紙張り替えたり、床張り替えたりするから)後をみてくださいと言ってくれた。

 

通常では、もともと赤の他人だった元家主と新たな家主がここまで仲良くなることはそうそうないことだと思うけれど、これも、なんか、「ていねいにとじる」ことからの流れに沿っている気がする。

そして、この若いカップルがこの家でつむいでいく暮らしの新たなストーリーをほんとに心から楽しみにしていて応援したい私たちがいる。

 

そんな引き渡しができたことがホントに嬉しくありがたい。

 

ここに至るまでのとっても大事な1年前からの「ゆくくる」のことは、

また別わくでしっかり記録しておきたい出来事なのだけど、

ほんのちょっとだけ【その2】で書こうかなと思います。

さて、本日は今から伊勢神宮へ。谷口家は神道だったし、鹿児島の谷口のお家をとじる、という大きなことを無事終えるにあたって護られていたことを折々に感じてきていたから、、、ご報告と御礼をしてきます。

参考までに 4年前(2014年3月27日)の投稿

https://www.facebook.com/kiyo.taniguchi/posts/796521403709352?hc_location=ufi

 

空き家となって数年たつ義父母の家の片付けやら管理やらで鹿児島に滞在中。

無一文から商売はじめて、経済成長を背景に稼ぎに稼いで、50歳過ぎて建てた家。関東育ちの私からみると、お屋敷みたい。

お義父さんの夢だったのだろうなぁ。
そしてお義父さんからお義母さんへのプレゼントだったんだよね。

こんな感じの空き家が、この地域、たくさんあるらしい。

マイホームを建てることが多くの人に当たり前に共有された夢だった時代に思いを馳せつみたり、価値観が大きく変動している、もしくは変動しざるをえない今やこれからの時代を考えたりすると、複雑で微妙な想いがいくつも湧いてくる。

それにしても、関東の郊外育ちの私には立派すぎる家なんだよなぁ。。。

とりあえず、自分たちが持っている間は丁寧に手入れしてあげようよ、
それで、然るべき人に然るべき時に渡すことができたらいい、
大事に使ってくれる、そんないい出逢いがありますように。。。

今回は、そんなことを旦那さんと確認したところです。

ついでに、霧島の温泉地帯の硫黄くさい煙にまかれたり、桜島の噴煙にまみれたり、満開の桜を眺めたりしてみました。

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